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2018.12.11
低温やけどに気をつけましょう

こんにちは。看護師の武藤です。

 

先週末から急に冷え込んできましだが、皆さん体調変化はありませんか?

 

急激に寒くなったので、皆さん、ストーブやホットカーペット、湯たんぽや電気毛布、カイロ等の暖房器具を使用されているのではないでしょうか。

 

いずれも寒さ厳しい冬の季節にはかかせない暖房グッズです。

 

熱すぎず、ほどよく気持ちよく暖まることができる優れものですが、近年、これらの暖房グッズで「低温やけど」を負う人が増えています。
私たちの体は、直接火に触れたり、熱湯がかかったりした場合、ほんの一瞬で「熱い!」と反応し、すぐに熱源から離れるため、万が一やけどを負ったとしても、皮膚の深部までやけどが及ぶことはそれほど多くはありません。

 

ところが、体温より少し高い、触れていて「暖かくて気持ちがいい」くらいの温度でも、その熱源に長時間触れ続けることでやけどを負うことがあります。このような「体温より少し高いくらい~60℃以下の熱源」に長時間触れ続けることによって起こるやけどを「低温やけど」といいます。
熱源が低温の場合、長時間触れていても熱さや痛みを感じにくく、やけどが低い温度でゆっくりと進行するため、気づいたときには「皮膚の深部まで赤く腫れる」、「水ぶくれができる」などの比較的軽症のやけどから、最悪の場合、「皮下組織が壊れる」といった重症のやけどを負ってしまうことがあります。

 

しかも、見た目にひどい症状に見えないことや、痛みを感じないことが多く、軽症と勘違いしてしまいがちです。しかし、低温やけどは、治るのに何ヵ月もかかったり、なかには、植皮などの手術が必要になったりするケースも珍しくありません。

 

やけどは、「時間×温度」の関係で発症することがわかっています。たとえば、44℃では3~4時間、46℃では30分~1時間、50℃では2~3分接触し続けるとやけどを発症します。暖房グッズを使用する際は、低温だからと決して油断せず、「低温やけど」の危険性のある道具であることを踏まえて、配慮を怠らないようにすることが大切です。

 

やけどになるなんて想像できないくらいの低い温度でも、同じ箇所に長時間触れることでやけどを引き起こしてしまうことに、驚いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
くれぐれも、夜、湯タンポに足をくっつけたまま寝てしまった、背中にカイロをはったまま寝てしまったということがないように気をつけましょう。
暖かくて快適な冬をどうぞ安全にお過ごしください。

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