こんばんは。
GK看護師の角川です。
先日、岐北厚生病院での緩和ケア病棟勉強会『エンゼルケア』に参加させて頂きました。
エンゼルケアってご存知ですか?
一昔前は『死後の処置』と言われていました。
日本人である私たちは言葉ひとつひとつを大切にし、現在は『処置』とは言いません。
あくまで『ケア』なのです。
エンゼルケアとは、人生の最期にふさわしい姿に整えるため、
化粧を施したり、闘病の跡や傷口をカバーしたりすること。
死者の尊厳を守る処置であるとともに、残された家族のグリーフケアのひとつとして重視されてきています。
これは、尊体(ご遺体)にメイクを施すためのセット一式です。
このセットでクレンジング→保湿→下地→メイクまで一通りできるようになっています。
一般的にはこちらで十分対応できますが、黄染が強い方には、黄色の強い下地を使うなどの工夫も教えて頂きました。
こうやってオークルにイエローを足して、その方に合った色みを調合します。
その他、顔に腫瘍や傷跡のある方には、スカーフや帽子などの利用もできます。
たくさんたくさん戦ってきた人生の最期。
ひとことでは言い表せませんが、
おひとりおひとりの人生に敬意を払い、
お見送りのお手伝いをさせていただく重要な役割が私たちにはあります。
そのことを忘れずに、驕ることなく精進して参ります。
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